足利市の歴史
足利市は、大正10年(1921年)1月1日に市制施行し、足利町から足利市になりました。昭和26年の毛野村との合併をはじめとし、次々と合併し、37年に御厨、坂西町との合併で現在に至っています。
昔から織物業で栄え、その歴史は奈良時代まで遡ります。当時は「かもしかおり」が共進されたと伝えられています。
大正から昭和初期にかけては、足利銘仙の生産が盛んで、美しく斬新なデザインのわりに安価な足利銘仙は日本中の人々に愛用されました。その銘仙ブームにのって、渡良瀬川には中橋が架けられ、水道・消防設備が整えられ、足利駅も改築されました。
足利織姫神社も銘仙業者の手で立派になり、足利市を大きく発展させました。
戦後はトリコット生産が盛んで、昭和三十年代には日本一の産地に成長しました。
現在では、アルミや機械金属、プラスチック工業などが中心となっています。
平成になると、長くをかけて調査をしてきた足利学校の復原が完成し、また、NHK大河ドラマ「太平記」が放映されました。
それらをきっかけに、足利市には多くの観光客が訪れ、観光のまちとしても有名になりました。
そして、現在では、足利学校や鑁阿寺をはじめとする多くの社寺や、あしかがフラワーパーク、栗田美術館などの観光名所を求めて、毎年多くの観光客で賑わっています。
平成23年に、市制90周年を迎えた足利市は、北関東自動車道全線開通などを追い風に新たな時代を切り開いています。
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