足利氏ゆかりの旧家で、江戸時代には松ヶ岡御所の御金方御用を勤めて幕府の支配を免れ、髙野長英をはじめとする勤皇の志士や椿々山ら多くの文人墨客が寄寓しました。
戦後、社交倶楽部として発足し、旅館となってからは、檀一雄ら文士が執筆のため逗留しました。主屋、蔵、大門など7棟が江戸時代の歴史的建造物として、国の有形文化財、谷文晁作庭、渡辺崋山命名とされる庭園が、庭園文化の貴重な事例として、栃木県初の国の名勝、また所蔵する高隆古作の屏風「富士巻狩図」が、栃木県の重要文化財に指定され、国から栃木県の地域資源に認定されました。
四季の花が咲き、茶室、会議室、ギャラリーなどがあり、宿泊のほか、会食、会合でもご利用いただけます。(要予約)